「民主的な教育ってなに?」がちょっとずつまとまってきた。

前からちょっとずつ発信し始めていた「デモクラティックエデュケーション」のイメージ。自分の中でだいぶまとまってきている。一言でいうと、「民主的な環境のもとで、民主的な社会をつくる力をはぐくむ教育」。 とりあえず、現段階でのイメージをまとめて、…

リスボンでピースボート下船しました

5月に出発し、今回は約1ヶ月半の乗船でしたが、できることはやりきった感あり。降りるまでは全然そんなことなかったのですが、港を離れていく船を見送って、デッキにいるみんなに手を振っているとめちゃくちゃさみしくなった。それだけ、自分がこのクルーズ…

「デモクラティックエデュケーション(民主的な学び・教育)」ってどういうもの?

私の考えているデモクラティックエデュケーションというのは、民主的な環境の中で、民主的なあり方・民主的な社会づくりのために必要なことを学べる教育のこと。そういうものを広げていきたくて、自分でも、まだイメージが固まってない状況のまま、「デモク…

ネタバレ注意|「the Greatest Showman」を観てきたのですが、正直とっても残念でした。

(画像はここから拝借|http://www.digitalspy.com/movies/news/a845523/the-greatest-showman-hugh-jackman-logan-antidote/) あまりハリウッド映画を見ない私ですが、今回はこの動画に感動してしまって、「すっご!やっば!」となってしまって、久しぶり…

その人になって本気で悩む「葛藤のトンネル」の授業(美濃山小学校での授業見学)

昨日、長年の同志・キューピーこと藤原由香里さんの働く小学校にお邪魔させてもらった。ここのところ、続けて10年来の仲間の教室や学校にお邪魔する機会に恵まれているのだが、もはや「よく今まで現場を見もせずに、外からできること…とか言ってたな自分」と…

校則変えちゃう?!キャンペーン(仮)、始めます。

2017年秋、大阪府立高校で、地毛の髪色が明るい生徒が染髪をさせられ、不登校になったと、高校生が損害賠償訴訟に踏み切ったことが話題になった。▼新聞記事はこちら(毎日新聞|2017/10/27)https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00e/040/327000c 学校…

デモクラシーには時間が必要。教職員・学校の多忙化は、民主的な学校づくりを阻む。

デモクラシーには時間がかかる。考える時間、信頼関係を構築するためのコミュニケーションの時間、話し合う時間、試行錯誤する時間・・・ 本当は、こどもたちにゆっくり考えさせてあげたい。納得いくまで話し合うことが大事だ、と思っている先生は多い。その…

民主的な学び場づくりのための具体的なココロミ会  ー #1 サークル対話・特に時事サークル ー(大阪)

こんな会を、これから初めていこうと思います。大阪だけじゃなくって、いろんな場所で、具体的なココロミを。テーマも、いろいろ変えながらやっていくイメージ。うちのエリアで一緒にやろう!という先生、現場をお持ちの方、お声掛けください。サークル対話…

「この場のつくり手はあなたたち」そんなメッセージが伝わる教室リフォームプロジェクト

具体的な提案をする・・・という意味では、事例や、現場でやれそうなことを紹介していく必要があるな、ということで!とりあえず50事例まではがんばって更新しようと思います(がんばる!)今回紹介したいのは・・・「教室リフォーム」です。 自分たちの教室…

人権教育に熱心な先生にさえ、あまり知られていない「こどもの権利」の話

民主的な教育・学び場に絶対必要なこととして、「子ども(学習者)が個人として尊重される」というのがあると思う。日本はもう25年以上も前にこどもの権利条約を批准しているけれど、おどろくほど浸透していないなと感じる。特に、学齢期以降において。 子ど…

デモクラシーに根ざした、デモクラシーのための学校教育をつくろう。

デモクラシーに根ざした学びの場とはどんなふうなのか。何が、民主的であるか否かを分けているのか。そんなことを、ここのところ考えている。日本ではデモクラシーは「民主主義」と訳され、政治の形態のことであるようなイメージがあるかもしれない。私は、…

ブログ再開。2018年・32歳の自分のこと。

年が明けて、だいぶ経ってしまったので、あけましておめでとう、と言う感じでもないかもですが、明けましておめでとうございます。ブログふっかーつ!しかもwordpressからはてなに戻してみた。さっそく本題から。 少し前から、場づくりやキッカケづくりだけ…

多様な教育に出会うことの3つの意味

実は今年で、活動を始めて10年目を迎えているコアプラス。一番初めは、私と現・理事のりんりんこと神野有希が当時全盛期だったmixiで出会い、意気投合したことから始まった。 初めにつけた活動名は「学校見学プロジェクト」(笑)その後、「教育の多様性体感…

9月1日を前に声を大にして言いたい。「学校なんかよりも命が大事」

今日は、数ヶ月前までお子さんがホームスクーリングをしていたという方とお話しする機会があった。 1時間ほどのお話の中で、「学校が絶対視され過ぎていますよね」ということが話題に上がった。学校に行っていない子が地域を”ちょろちょろ”していると、非常…

多様性を受けとめる学校づくりを。

今日は「未来の先生展にて、多様性を受けとめる学校づくり、と題してトークセッションをする。メンバーはいつもの仲間、恩田夏絵と室井舞花に加え、不登校新聞社の石井志昴くん、特別ベストとして前川前文科省事務次官も登壇する。 このテーマは、私がコアプ…

自分を生きることと社会変革の両立は可能か

この間のコアプラスのこと。もとからそう、といえばそうなのだけれど、コアプラスのメンバーはおおむね自分勝手だ。私自身もそうだけど。納得できないと動けないし、コンディションによって働きにムラがあるし、プライベートが大事だし、ちゃんと暮らしを充…

忘れてたけど、私、映画が好きです。

今日雨宿り的にツタヤに入った。久しぶりに映画のDVDがズラリと並んでいるのを見て、なんて長い間、ろくに映画を見てないんだろうと衝撃を受ける。高校生の時は月に2本は映画館で見て、DVD借りて2、3本見てた。ミニシアター系の邦画やヨーロッパ映画が好きで…

自分の立ち位置

昨日の、とあるお二方のやりとりを読みながら、わたしは自分の立ち位置がよくわかってないなあ、と思う。実践者でも研究者でもない感じがする。刺激しながら、揺らしながら、支えもしたいし、守る必要も強く感じる。研究者のようなことを言うのも、実践者に…

実は東淀川区の区政委員になりました。

今日の夜は、co-arcで大好きな「食べたことのないものを食べる部」が開催されていたのですが、それをパスして、東淀川区役所へ。実は私、昨年秋から、東淀川区の区政会議の委員(公募)になったのです。▼区政委員とは...区政会議とは、区民の声を区政に反映…

自由の森学園の音楽祭

気持ちよさそうに歌う人たちを見るのは幸せだ。12月18日、念願叶って自由の森学園の音楽祭に行ってきた。自森の音楽祭は2日間使って実施されるのだが、私達が訪れたのは2日目。クラス合唱と学年合唱と、全校合唱と、フィナーレが行われる。 以前から、自由の…

てづくりのみりょく

昔、箕面こどもの森学園の芳仲さんが、「ぼくにとっては、チーズづくりも学校づくりも同じこと」と言っていた。 芳仲さんは、なんでも自分でつくってしまう人だ。てづくりのジャムなどを何度かいただいたことがあるが、めちゃくちゃおいしい。最初は何の話か…

ゆく年くる年

私は時間感覚が短い?みたいで、基本的にすごく先のことは考えられないし、ちょっと前のことをすぐ忘れる。だから、新年、という節目がほっといても定期的にやってくるというのはありがたいことだ。振り返ったり、先を考える機会になる。そんなわけで、書い…

「私たちが選択したら、世界を変えることができる」

先日、コアプラスのESD研究会の一回目が行われた。ESDとは、Educatoion for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略。団体内で、どんな企画や研究会をやりたい?というブレストをしてきた中で、出てきたテーマの1つで、その場で熱があ…

北星余市高校の閉校検討のニュースを受けて。

北星学園余市高等学校を知っていますか?北海道のワインとウイスキーの町・余市町にある私立高校です。義家さんの「ヤンキー先生母校へ帰る」のモデルになった学校といえば、「ああ、あの高校か」と分かってもらえるのではないかと思います。ずっと昔から、…

指示の声と、対話の声

声って大事。音量とトーンと、あと何て言ったらいいんだろう、やわらかみの調節?大勢の聴衆の興味を引きつけ、聞かせるための声は、大きくて通る太くて高い声。特定の誰かに届けるというよりは、力を入れて広い範囲の人にパーンと放射する感じ。聞く人と話…

多様性という言葉の多様性がややこしいんですよね、という話。

今の時代の頻出ワードのひとつに『多様性』がある。 この言葉、いろんな人が、いろんな意味で、いろんな思いや考えを乗っけて使うので、とってもややこしいなと思う。 かく言う私もよく使うのだけど。 ちょっとこの言葉について書いてみる。自分の中ではよく…

ブログを続けるためのメモ

書き始めさえすれば書ける あまり最初から長く書こうとしない。7割ぐらいの出来でもUPしてしまう。 誰にでも分かるように説明しようとしてしまうが、それで億劫になるぐらいなら、説明しすぎないほうがいい。とにかく気軽に書く。 スマホで書くほうが書ける …

フランス同時テロによせて。

今朝は、実家で目を覚ます。玄関に落ちていた新聞の一面。「フランス同時テロ IS犯行声明」の見出しに涙が出た。繰り返されて増幅する憎悪・悲しみ、負の連鎖はどうすれば断ち切れるのだろう。オランド大統領による非常事態宣言、「我々は戦争に直面している…

重大発表。ピースボートの洋上で、教員志望者向けプログラム「Global Teacher's College」を始めます。

先日リリースした「Global Teacher's College」。船に乗って地球を一周し、様々な国で学校や教育現場を視察・現地の子どもたちや教師と交流するとともに、洋上ではこれからの教員に必要なスキルや視点を育むプログラムを実施するというもの。 実は、私の中で…

「風のように、土のように」というブログタイトルの意味。

「風と土」というのは、私が生きるうえでこだわっているキーワードだ。19歳の時に、国際NGOピースボートが主催する「地球一周の船旅」に参加し、3ヶ月間世界を旅した際に、船の上で、環境活動家の田中優さんの口から初めてこの言葉を聞いた。「人には、地に…