「この場のつくり手はあなたたち」そんなメッセージが伝わる教室リフォームプロジェクト

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具体的な提案をする・・・という意味では、事例や、現場でやれそうなことを紹介していく必要があるな、ということで!
とりあえず50事例まではがんばって更新しようと思います(がんばる!)
今回紹介したいのは・・・「教室リフォーム」です。
  
自分たちの教室を、自分たちの手で、学びやすく、過ごしやすくするという取り組みです。「どんな教室で過ごしたい?」を先生も含めてみんなで考えて空間を実際にデザインしていきます。学年や学期の初めに取り組むことで、言葉で伝えるよりもずっと「この場をつくるのは君たちだよ」というメッセージも伝わりそうです。
畳を敷いたり、クッションを置いたり、図書コーナーを作ったり、収納スペースを工夫したり。楽しそう!
 
▼本も出ています。

クラスがワクワク楽しくなる!  子どもとつくる教室リフォーム

クラスがワクワク楽しくなる! 子どもとつくる教室リフォーム

 

 
ちなみに、オランダで広がっているイエナプランでも、新学期になると、担任であるグループ・リーダー( 教員)と、クラスの子どもたちが共に話し合いながら、教室の内装を整えていきます。 
   
この取り組みを実践されてきた元小学校教諭で・東京学芸大学の岩瀬直樹さんは、こんな風にブログで書かれています。


自分にとって居心地のよい場を自分でデザインできる。
そしてそれは自分も周りの人も笑顔にする。
これが大げさかも知れないけれど、
「どうすれば幸せになれるのか」を自分の手の中に取り戻す第一歩。
まず自分の身近からスタートする。
これが広がっていけばきっと学校、社会、につながっていくのだろうなあとも思います。 

なぜ「教室リフォームプロジェクト」なのか。 - いわせんの仕事部屋
  
もしかすると、ハードルが高いと感じたり、他の先生が見たらなんて言われるか不安だと思うかもしれません。
確かに、やってみるには、勇気や作戦(戦略?)がいりそうです。
でも、ここでこれから紹介する事例は概ねそんな感じかもしれません。笑
 
けれど、そこからどうするかの工夫とチャレンジを、目標を同じくする人たちと共にしていけないか、と考えています。それ自体も、デモクラシーの実践として。